テラスとバルコニーの違いは何?

住宅設備の「テラス」「バルコニー」「ベランダ」。これら3つの違い、わかりますか?
なんとなくのイメージは合っても、どこがどのように違うのか説明できる人はあまり多くないのではないでしょうか。

今回はこれら3つの違いを説明するほか、テラスを設置するメリットと注意点、最近話題の「テラスハウス」について説明します。

◯テラス、バルコニー、ベランダの違い
・テラス(Terrace)
元々はフランス語で盛り土を意味する言葉です。
住宅設備においては、
建物から突き出した地面よりも高いスペースのことで、通常建物の1階に隣接してつくられます。屋上のスペースを「屋上テラス」や「ルーフテラス」として、1階のテラスと同じような使い方をする場合もあります。
手すりや屋根の有無は問いません。

1階とつながっている場合、室内とテラスの間で出入りが容易なだけでなく、テラスから庭などの屋外に出ることもできます。

テラスの素材は色々で、コンクリートのほか、木製やタイル張りなど様々な種類があります。

・バルコニー(balcony)
こちらはイラリア後に由来します。
外壁からせり出した手すり付きスペースのことで、基本的には2階以上につくられます。
庇や屋根はありません。

・ベランダ(Veranda)
ベランダという言葉は、ポルトガル語に由来しています。
バルコニーと同じく、外壁からせり出した手すり付きスペースのことで、2階以上につくられます。
バルコニーとの違いは、庇や屋根があることです。

バルコニーもベランダも、緊急時に避難経路となる以外は、庭や外部への出入りには使いません。

◯テラス設置のメリットと注意点
広いテラスはリビングの延長線として利用できます。テーブルや椅子をおき、外でくつろぐことができます。
庭の土や芝生の上に直接テーブルや椅子を置くよりも安定し、清掃やメンテナンスも楽です。

また、リビングとテラスの間に大きな窓があれば、室内から見た時に開放感があり、広々とした空間を演出できます。

テラス設置時の注意点は素材です。
木製の場合、安価な素材を使用していると非常に劣化が早いです。劣化に強い素材もありますが、コストはかさみます。
タイル張りはメンテナンスも楽で耐久性もありますが、やはりコストは高めです。
コンクリート性の場合は、照り返しと重量に注意です。コンクリートのテラスが窓際にあると、夏場は非常に熱くなります。また、建物本体部分と違い、外側は地盤補強が不十分なこともあります。重いコンクリートのテラスを載せても大丈夫かどうかの事前確認が必須です。

テラスは建物の外側に位置する関係で、外壁デザインとの兼ね合いも考えなければなりません。素材選びには慎重になる必要があります。

◯テラスハウスとは?
テラスハウスとは、低層集合住宅のことです。長屋のようなイメージで、戸建住宅が壁を共有する形でつながって建てられたものを指します。
壁はつながっていますが、家としての機能や設備はそれぞれ独立しています。
低層集合住宅のうち、敷地を共有しているものをタウンハウス、敷地が独立しているものをテラスハウスと分けて呼ぶこともあります。

「テラスハウス」という名前でも、いわゆるテラスの設備がない場合もあります。特に土地面積の限られる都市部では多いケースです。

テラスハウスは一戸建てでありつつも、極力土地を節約して建てることができます。集合住宅と一戸建てのいいとこ取りをした住宅です。

30代で考えるマイホーム購入

住宅購入を考えるタイミングとして最も多いのが30代です。

結婚や出産など家族構成やライフスタイルの変化をきっかけに、一戸建て住宅を購入しようと思い立つ人が多く、実際に国土交通省の調査でも、新築・分譲住宅の購入者のうち半数以上が30代であることがわかっています。

◯マイホーム購入のきっかけ
30代の理由として多いのが、子どもに関する理由です。

子どもが生まれたり、第二子が生まれたりなどして、それまで住んでいた住宅が手狭になったり、子ども部屋が必要になったりします。また、子どものために住みやすい環境の良いエリアに移住したいと考える人もいます。

また、子どもが就学してしまうと遠距離の引っ越しはしにくくなるため、小学校に上る前に住処を定めたいと考える人も多いようです。
子どもの就学は、地域のコミュニティに入るきっかけにもなります。子どもの就学とあわせて一戸建てを購入することで、地域のつながりの中へスムーズに加わることができます。

◯30代を勧める理由
30代でマイホームを検討する人が多いのは、家族構成と収入の両面から考えて、最も適したタイミングであるからです。

独身で一戸建てを購入する人はごく僅かです。一人暮らしで広い家を必要とすることは稀で、賃貸住宅で事足ります。

夫婦のみの世帯でも同様で、あまり戸建て購入者は多くありません。よほど荷物の多くない限り、それほど部屋数も必要なく、気軽に引っ越しができる賃貸の方が楽です。

一戸建てを購入してしまうと、引っ越しはそう簡単にできなくなります。
部屋数はいくつが良いのか、周辺の環境に求めることは何か、それが定まらなければ長く住める家は変えません。

子どもが生まれてある程度成長した30代なかばから後半、家族構成が固まった頃が住宅購入のタイミングとしてはベストです。

実際に、結婚直後よりも、子どもが生まれたタイミングや就学前などの時期に住宅購入を考える人が多いようです。

金銭面から考えても、30代になるまでは戸建て購入は難しいです。

既に結婚していて子どもがいたとしても、20代の時点では収入や貯金の関係から、満足できるような住宅を購入するのは難しいです。

30代にもなると、収入も安定して、貯金もある程度溜まってきます。今後の収入の状況についても考えやすくなります。
転職が多いのが30代前半までと考えると、半ばにもなれば勤務先が変わる可能性も少なくなり、済場所を固定しても問題なくなるでしょう。

◯住宅ローンの面でも30代は有利
一戸建て購入の際には、住宅ローンを組むことになります。
長く支払うことになる住宅ローンですが、返済の負担を考えると30代で組むのが有利です。

一般的に、住宅ローンの期間は最大で35年以内で、なおかつ80歳未満までに全て返済するということが条件になっています。
40歳で住宅ローンを組んだ場合、返済期間を最大の35年とすると、完済は75歳になってしまいます。しかし、定年後のローン返済はかなりの負担となるため、かなりの金額を繰り上げ返済しなければなりません。

定年前に払い終わるために返済期間を短くすれば、それだけ毎月の負担は重くなります。ローンの返済額は、それ以前に住んでいた賃貸の家賃と同程度までとすることが多いですが、賃貸とは違い持ち家は手入れも自分でしなければなりません。メンテナンスやトラブルに対処するための費用も考えると、毎月の返済額が少ないに越したことはありません。

月の返済額を抑えつつ、早めに完済できるようにするには、ローンを早い段階で組むのが良い方法です。
30代の半ばまでに住宅を購入すれば、定年まで30年ほどの余裕があります。繰り上げ返済をすれば60歳までに完済でき、40代でローンを組むよりも無理がありません。

◯買い時を見極めるための知識を身に着けよう
ライフスタイルの変化や収入面から考えて、30代は住宅を購入するのによいタイミングです。
しかし、住宅購入の際には他にも見極めなければならないタイミングがあります。

住宅購入にかかる費用は、社会の状況や政策にも大きく影響されます。
不動産価格の変動や、消費税増税や、住宅ローンの金利や減税措置などです。

住宅はとても大きな買い物になるため、たった数%の変化でも大きな影響を及ぼします。
特に金利の影響は大きいです。住宅は金額が大きいだけでなく、返済期間も長いためです。
損をしないためには、住宅購入に影響しそうな事柄について、常にアンテナを張り巡らせておくことが大切です。

また、一生の家と思って購入した住宅でも、転勤や転職、介護などでやむを得ず手放さなければならなくなる可能性もあります。
あまり考えたくはありませんが、家を手放すことになった時のことも、頭の隅に必ず置いておきましょう。
家の住みやすさはもちろんのこと、数十年後も価値があまり下がらない住宅という簡単も重要です。

早め早めに情報収集を始めることもポイントです。
家を買おうと思い立っても、すぐに気にいるような物件が見つかるとは限りません。良い住処に出会うためには、時間のかかることもあります。